MajiでKoiする5秒前。
あなたと出逢ったのは、そうちょうど一年前のあの日。
今日と同じように、金木犀の香りが残る、秋の日だった。
初めてあなたを見た時、私はドキっとした。
今まで私の人生において中々出逢うことがない存在だったから。。
まるで魔法のように一瞬で私を笑顔にしたあなた。
ひとめぼれなんて信じないと思っていたけど、あながち絶対にないとは言い切れなくなってしまった。
今思えば、初めて会ったあの日から、私はあなたに夢中だったのかもしれない。
あなたを一言で表すなら、そう『光』という言葉がピッタリかもしれない。
暗い顔の誰かに光を照らしてくれる。
そんな存在。
近いようで遠いあなたは、滅多に逢うことも出来なかった。
初めて会ったあの日は、なんだか親近感さえ覚えたあなただったけど、その後は中々巡り合うことがなかった。
逢いたいけど、逢えない。
そんなもどかしさが私を一人苦しめた。。
そんなことを知る由もないあなたは、1年前にはほとんど見かけなかったのに、今年は頻繁に、私の目の前に現れるようになった。
でも、それは嬉しいような悲しいような。
どこか切なささえ感じていた。
そう、私じゃない誰かがあなたの隣で笑顔になっている姿を頻繁に見かけたから。。
あなたは私を笑顔にした。
同じように、誰かを笑顔にすることくらい、あなたの魅力に気付いていた私は分かっていたはずなのに。
この、胸の苦しみはなんなんだろう。
そう思って初めて気付いた。
あ、私は恋をしていたんだなと。
気付いた時には、もう遅かった。
あなたは、すでに手の届かない存在になっていた。。
そんな胸の苦しみを抱える中、私は偶然バッタリとあなたに出逢った。
まさか、こんなところでという場所で。
目が合ったあなたから、私は目をそらすことが出来なくなっていた。
初めて会ったあの日と同じように、ドキッとした。
そして、気付けば自然と手を伸ばしていた。。
ねぇ、抑えきれないこの想い、告白してもいいですか・・・・???
『すきです。』
『今まで出会ったどのフルーツよりも。
一番大好きです。。
シャインマスカット。』
久しぶりに味わうあなたは、やっぱり極上で、写真を撮ることすら忘れていたよ。
そんな、あなたにMajiでKoiする5秒前。
そろそろぶどうの季節が終わるので、冬眠に入りたいコレナガが現場よりお伝えしました。